土地を選ぶ際の注意点
虫が多く繁殖しやすい土地の条件というのは水や食料が大量にある場所です。
例えば、近隣に飲食店がある場合。飲食店でももちろん防虫対策はされていますが、建物の外まではなかなか対応しきれていないことが多いのではないかと思います。
飲食店からは虫が好むごはんの臭いや生ゴミが大量に出ますので、虫が出やすい環境と言えます。
自動販売機にゴミ箱が設置してあるような場所も要注意です。
ゴミや腐った木材を置いてあるような場所は虫の発生源となります。一般的にゴミ屋敷と言われているような家屋であったり、手つかずの庭であったり、廃材を放置しているような場所が近くにある場合は虫が発生しやすいと心得ておきましょう。
水田は主に蚊などの羽虫が発生します。蚊も不快に感じる人は多いですよね。水を使って繁殖する虫も多いので、虫嫌いな方はこういった場所を避けるようにしたほうがいいでしょう。
雑木林など近隣に自然が多い環境というのももちろん虫が出やすい環境ですね。
まずは家を建てる周辺環境に、虫が発生・増殖しやすい場所がないかどうかをチェックすることが大切です。
マイホームに侵入する虫
住まいの害虫はおおまかに「衛生面に害をもたらすもの」「人体に害をもたらすもの」「住まいなどを損傷するもの」「食害や不快感をもたらすもの」という4つに分類することができます。
【衛生面に害をもたらすもの】
ゴキブリやハエなど。食品類に有害な雑菌を付着させることがあります。夏場は食中毒の原因となることもありますので、窓を開けっ放しにしたり、段ボールや生ゴミを放置したりしないようにしましょう。また、埃がたまらないように室内の掃除もこまめにすることをおすすめします。
【人体に害をもたらすもの】
ダニ、蚊、ムカデなど。日本脳炎は蚊の媒介によるものですし、小さなダニによって子どものアレルギー症状を引き起こすケースもあり、病気の原因になることもあります。
最近では屋外でマダニに噛まれ、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)を発症する事例も報告されています。
【住まいなどを損傷するもの】
シロアリは家屋に最も大きな被害をもたらす存在として、みなさんご存知ですよね。木造住宅では基礎となる部分を食害され、知らないうちに耐震性が低下してしまっているケースも多く見られます。
さらに大きな被害をもたらすと言われるイエシロアリが、温暖化の影響によって年々北上・拡大してきているそうです。
【食害や不快感をもたらすもの】
人体に直接の害はないものの、屋内で発生し、穀物類を食害したり、不快感を与える虫がいます。トイレなどに発生するチョウチョウバエもその類です。
害虫を侵入させないための対策
新築だからと言って害虫が出ないとは限りません。たとえ掃除をしっかりしていたとしても、窓や配管など外から侵入してしまうケースも多くあります。
ですから、害虫の侵入を防ぐために予め対策しておくことが必要です。
①建てる前に周辺の環境を確認
先にも書きましたが、土地を探す段階で害虫が発生しやすい場所は避けるようにしましょう。近くに飲食店があったり、密集しているような場所は害虫だけでなく、ハエやネズミなども住みつきやすい環境になっているので、注意が必要です。
また、大きな森や竹林、雑木林など自然が多い場所もムカデやハチ、クモなどが出やすいので覚えておくといいでしょう。水田も羽虫が発生しやすいので注意です。
②建築中のゴミを残さない
小さな木屑を好むキクイムシという害虫は、建築資材が残っているとシロアリのように大量発生することがあります。このように、建築中に出た木屑などによって害虫が発生するケースもありますので、建築現場にゴミや木屑を残さないように注意してもらいましょう。
ご自身でも建てる前や建てた後にチェックしておくと安心ですね。床下の掃除もしっかりしておきましょう。
③網戸の設置と虫除け対策
建てた後の対策として、網戸の設置をおすすめします。窓や網戸に虫除けスプレーをふき掛けておくとさらに効果的です。バルコニーやベランダなどに虫除け剤を置いておくことでも虫の寄りつきを防ぐことができます。
④室内にゴミをためない
キッチンは家の中でももっともコバエが発生しやすい場所です。排水溝や三角コーナーの生ゴミはこまめに捨ててきれいに掃除するようにしましょう。食べ物や食べ残しは放置せずにすぐに片づけて清潔な状態を保つようにしましょう。
また、段ボールの隙間に害虫が付いていることもあるので、長期間室内に放置せず、こまめに捨てるようにしましょう。ゴミをためずにこまめに捨てることが大切です。
⑤虫除けハーブの活用
ミントやレモングラス、ペパーミント、ゼラニウム、ラベンダー、タイム、ローズマリーなどのハーブは虫除けに効果があります。
庭がある場合はそういったハーブを植えておくと虫除けになりますし、庭がない場合は鉢植えにして置いておいたり、そういった香りのアロマを室内に置いておくのも手軽でいいですね。ハーブの香りのスプレーは衣類の防虫にも役立ちますよ。
⑥湿気を防ぐ
害虫が好む場所として、湿気の多い場所とお伝えしました。ですから、室内の湿気を防ぐことも害虫対策になります。除湿器を使ったり、エアコンの除湿機能を使って湿度が上がり過ぎないように調整しましょう。
シューズボックスやクローゼットなど湿気がたまりやすい場所には除湿剤を置いておきましょう。除湿剤は100円ショップでも売っていますので、すぐにお試しいただけます。
虫を見つけたら・・・
害虫は繫殖力の強いものが多いです。例えば、ゴキブリですと1匹で400ほどの卵を産むと言われています。コバエは1匹で1週間に500個の卵を産むそうです。木造住宅を蝕むシロアリも床下などの見えない場所に巣を作ってどんどん繁殖していきます。
1匹見つけて退治したとしても、見えない場所にもっといる可能性が高いので、根本的な解決にはなりません。害虫を完全に駆除するには巣ごと除去する必要があります。
ご自分で駆除する場合も殺虫剤を使いすぎると害虫に抵抗性を作ってしまう恐れがあるそうです。殺虫剤を使用する場合は、噴射式よりも餌状のものの方が人体への影響も少なく、巣へ持ち帰るので効果もより確実とプロの方もおすすめされているようです。
正しい知識がないと被害が拡大するなど逆効果になってしまうこともありますので、注意が必要です。安全で確実に駆除するには専門の業者に依頼するというのも一つの方法ですね。
害虫駆除業者に依頼する時の注意点
業者選びで失敗しないためには以下のことをチェックしておきましょう。
①サイトに掲載されている料金には総額の上限が書かれている
②依頼しなかった場合でも見積りが無料である
③見積りの料金が一般的な目安内であること
④アフターフォローの有無とその内容
いざという時に素人ではどんな業者に頼めばいいのかわかりませんし、良い業者なのか悪徳業者なのかの判断は難しいです。
安易に安さだけで選んでしまうと後から追加料金を請求されてしまったり、保証がなくて再依頼しなければならないといったことも起こりえますので、失敗しないためにも慎重に選びましょう。
駆除業者の質の高さや信頼できる技術力があるかを見分けるには、施工実績の量や依頼を受けているお客様の内容(有名な企業や大手の不動産会社・住宅メーカーなど)も重要なポイントになりますよ。
まとめ
今回はマイホームで快適に暮らす為の虫対策についてお伝えしてきました。日頃からゴミをためずに清潔を保っておくことで虫の侵入や発生を防ぐための対策になります。それでも出てきてしまった場合には、正しい知識と方法で駆除するようにしましょう。
マイホーム購入には、さまざまな不安や疑問を持たれると思いますが、気になることがあればぜひお気軽にご相談ください。資金のこと、土地のこと、住んでからのことなど、どんなことでも構いません。
丁寧にわかりやすく、お客様それぞれにあったアドバイスをさせていただきます。