まずは、具体的にどのようなことを行うかです。
実は住宅は、ほとんどすべての部位に対してメンテナンスを行う必要があります。
しかし、一度にすべての部位を手入れできるわけではありません。
部位ごとに劣化の進行具合は違いますから、適切な時期にメンテナンスすることが大切です。
主なメンテナンス部位としては、外壁や屋根、ベランダ、水回り、床が挙げられます。
具体的な工事内容は、部位と劣化の度合いによって異なります。
基本的には、劣化が進行しているほど、手間とコストがかかるでしょう。
そのため、早めの点検と補修が、住宅を長持ちさせるコツと言えます。
次に、誰に依頼するかです。
一般的には、住宅を建てたハウスメーカーや工務店に依頼します。
しかし、任意で選べるため、価格や対応によっては、独自に業者を探しても良いでしょう。
個別に依頼する際は、メンテナンスの部位ごとに担当業者に連絡する手間が生じるため注意してください。
最後に、メンテナンスをしないとどうなるかです。
メンテナンスをしないと、すぐに住宅が壊れるということはありません。
しかし、目に見えなくても、劣化はどんどん進行してしまいます。
特に、外壁や屋根のひび割れは、放置すると雨水が入り込み、住宅の木材を腐らせてしまうかもしれません。
その場合、腐った部位を交換する必要があり、ひび割れの修理だけでは済みません。
耐震性への影響も大きいため、劣化が進行する前にメンテナンスを行いましょう。