建築用語。それを取囲む室内空間群となんらかの関係をもって存在する建物内に取込まれた庭的なスペース。広さや性質は,時代,地域によってさまざまである。古代の中東や古代ローマの都市住宅,ルネサンスの邸館建築などには,このスペースを通風と採光の手段として用いたものが多い。日本の町家の坪庭やスペインの住宅建築のパセオも同様の意味をもっている。またこうした機能的な意味とともに,必然的に求心的な構成をもち,また往々にして方形に近い形をとるために,そこに象徴的な意味が付されることもある。中世ヨーロッパの修道院の回廊の中庭はこの例である。
壁や建物などで囲まれた、屋外にある屋根のない空間のことをいいます。外からは守られていながら、室外であり穏やかな外部空間であるという特徴をもっています。これらは世界中の建築で見られるもので、京都の町家などによくある坪庭もその一つです。また、母屋と離れの建物との間の空間や、屋内の土間を指して中庭とよぶこともあります。洋風スタイルの住まいでは、中庭のことを「パティオ」と称することが多いです。